J_Uの日記

芸術とその価値観などについてです。

自己啓発本の落とし穴

本を読むことは良いことです。

 

実際、頭も良くなるし、想像力も養われ、

 

明らかに全く読まないよりはマシです。

 

師は、本を読むより、書け。

 

と言っていましたが、日本人には最適の言葉です。

 

テストで点をとるための、暗記英語教育を始め、

 

Reading, Listening, Writing、InputだけのTOEICで何点とれるかをムダに競うのは、

 

海外でコミュニケーションをとる目的ではないでしょう。

 

実際、アメリカの大学に進学するために必要な英語力は

 

Speakingプラス、小論文要素を含めた、Writingがある、TOEFLです。

 

つまり、Output、自分から外へ発信する力が必要条件です。

 

 

さて、話を本に戻すとして、

 

他人が書いた、”私はこれで成功した!”みたいな自己啓発書。

 

これには落とし穴があります。

 

重要な点は、大きく分けて、2つ。

 

 

1.細胞、遺伝子は個人個人違うということ。

 

2.成功者含め、人間は自分の都合の悪いことは書かないということ。

 

 

詳しく説明していくと、

 

まず1つ。

 

そこに書いてある成功法を、読み手が全く同じことをしたとしても、

 

”人”が全く違うので、結果が違ってきます。

 

もし、同じ目、耳、口、手足、髪の毛、細胞、遺伝子他、全く同じ人間が、

 

その人と全く同じことをしたらおそらく、成功するでしょう。

 

しかし、そんな人今まで見たことありますか?

 

つまりそれは、その人にとってのやり方であったわけで、

 

他の人には当てはまらないのです。

 

特に日本の人はやり方とか言い方とかにやけにこだわるので、

 

自分も同じ方法で、できる。

 

方法さえわかれば、できる。

 

と、勘違いします。

 

 

第2に、

 

大抵の場合、本にする、公に発表するときには、人間見栄を張ります。

 

それが、まるでヒーローになったかのように、武勇伝を作り上げるのです。

 

本当はどれだけ失敗を繰り返し、恥ずかしい思いをしたり、

 

苦悩だったり、あきらめようとしていたり、

 

実はたまたま当たって、何が本当に良かったのかすらわからない、だったり。

 

自分にとって都合の悪いことは隠して、

 

”こうすれば成功できるのだぁぁぁ!”

 

みたいなことを言うわけです。

 

誰でもヒーローになりたい願望はありますから。

 

 

師は

 

自己啓発の本なんか読むな。

あんなものを読んでいる奴で成功してるやつを見たことがない www"

 

と笑っていました。

 

みなさんもどうぞお気を付けください。