J_Uの日記

芸術とその価値観などについてです。

マインドセットのあなたの私生活に及ぶ影響

前回からの マインドセットについて の続きです。

気になる方はこちらからどうぞ。

たった今、この瞬間から!あなたの人生を大きく変えるマインドセット - J_Uの日記

 

 

今回は普段の生活でどんな影響を及ぼしているかに着目します。

 

 

学校生活(中学時代)

 

思春期の10代、

 

こんな経験はありませんか?

 

”ぼくはバカだから”

”私は数学が苦手だから”

”数学の教師はデブで嫌な奴”

”英語の教師はカッコつけてる”

”先生の教え方が下手で、おもしろくない 興味が沸かない”

 

など、自分の能力をなじる

 

もしくは、責任を転嫁する。

 

 

これらの要素は 硬直マインドの方の特徴 です。

 

このような言い訳をしても、成績が上がるわけでもありません。

解けない問題を解けるようになるわけでもないし、

英語を話せるようになるわけでも、

発明をできるようになるわけでもありません。

 

 

しなやかマインドの人は、同じ不安に悩まされています。

 

それでも、全力で課題と向き合い、

逃げずに勉学に励んでいるそうです。

 

 

高校から大学へ

 

大学にもなると、本当に勉強したい人がいるようになるので、

 

どちらのマインドセットの人も、勉学をする という行為は差異はない。

 

が、その取り組みかたに違いがみられる。

 

硬直マインドの人の特徴は、 丸暗記 だった。

 

片っ端から掃除機のように暗記するまで繰り返す。

 

これで点数を取れなければ、自分はそれは苦手だ と烙印を押す。

 

 

 

しなやかマインドの人は、意欲をかきたてる工夫をしていた。

 

全体のテーマ、基本原則をつかみ、

ミスしやすいところは、反復しマスターする。

 

良い点を取ることではなく、理解する ということに重点を置く。

 

じつは、これが良い点をとる秘訣である。

 

 

子どもへの対応

 

思春期の子供たち、数百人を対象にした実験。

 

2つのグループにわけ、かなり難しい問題を解かせる。

 

終わった後で、誉め言葉をかける。

 

一方には、”よくできたね、頭がいいんだね。” と言う。

 

もう一方には、”よくできたね、頑張ったんだね。”と言う。

 

結果は以下です。

”よくできたね、頭がいいんだね。”の方

・新しい問題にチャレンジしなくなる。

・ボロを出して自分の能力を疑われるのを恐れ、いっさいやらなくなった。

・難問の後、アンケートで、”面白くない”と答える。

・難問の後、成績がガクンと落ちる。 易しい問題の後も回復しなかった。

 

 

”よくできたね、頑張ったんだね。”の方

・9割が新しい問題にチャレンジする。

・難問の後のアンケートには、全員が ”楽しい” と答えた。

・成績がどんどんあがり、難しい問題のあと、

 易しい問題には、すらすら解けるようにスキルが磨かれた。

 

さらに驚くべき事実…!!

 

実験者は、この実験の子供たち全員に、

”これから他の学校へ行きます。

その他の学校の子たちにどんな問題が出たかを教えてあげてください。”

 

と言って、紙を貼ります。

 

その紙には、じぶんの得点を書く欄があった。

 

”よくできたね、頭がいいんだね。”の方は、

4割近くが、得点を高めに偽っていた。

 

硬直マインドの人には、間違えること=恥ずかしいこと なのです。

 

これはショックな事実です。

このような単純な言葉ひとつで、こどもたちの

チャレンジ精神、

成績、

人格、

成功への道

を閉ざすような危険を含んでいることが明らかになりました。

 

このほか、スポーツ、芸術、ビジネスの世界でも同じような研究結果が出ています。

 

次回また深く掘り下げていきます。