J_Uの日記

芸術とその価値観などについてです。

たった今、この瞬間から!あなたの人生を大きく変えるマインドセット

前に記述した、Mind Set(マインドセット)について、詳しく語りたいと思います。

 

どちらを信じるか、どちらの考え方が自分に当てはまるかで、

 

その後の人生に大きな開きが生じます。

 

 

初めに強く言っておきたいことは、

 

これは日本人が好きな単なる精神論ではありません。

(気合で乗り切れー!みたいなものや、やる気がありゃいいみたいな単純な考え、

 日本のTV Showsみたいな感動を他人に押し付けるようなものなど。)

 

ましてや、カルト的、怪しい宗教的なものでもありません。

 

もちろん、霊的なものや、論文で証明されていない占いのようなものでもありません。

 

20年にわたる調査で科学的に証明された事実です。

スタンフォード大学、心理学者 キャロル S ドゥエッグ著 MIND SET 参考

 

それを踏まえたうえで、お読みください。

 

 

まず、Mind Setには2つ種類があります。

・硬直マインドセット Fixed Mindset

 

自分の能力は固定的(Fixed)で変わらないと信じている人。

こういう人は、自分の能力を証明せずにはいられない。

 

人間的資質も、徳性も一定で変化しないと思っているため、人間として、自分はまとも

だということを周りに示したい。

 

このような基本的な特性に欠陥があるとは、自分で思いたくないし、他人にも思わせたくない。

 

教室でも、職場でも、人付き合いの場でも、自分の有能さを示すことに心を奪われ、

 

しくじらずにいられるだろうか?

賢そうに見えるだろうか?

バカだと思われやしないか?

認めてもらえるだろうか?

突っぱねられないか?

勝ち組でいられるか?

負け犬になりはしないか?

 

 

と、いつもびくびくしている。

 

 

 

これとは全く違う心の持ち主がいます。2つ目。

・しなやかマインドセット Growth Mindset

 

人間の基本的資質は努力しだいで伸ばす、成長(Growth)できるという信念。

 

持って生まれた才能、適性、興味、気質は1人ひとり違うが、努力と経験を重ねることで、誰でもみな、大きく伸びていけるという信念。

 

 

ダーウィントルストイも、幼少期には周囲からは凡庸な子と思われていた。

 

歴史に名だたるゴルファー、ベン・ホーガンも、子供の頃は運動神経が鈍いと言われていた。

 

20世紀を代表する写真家、シンディ・シャーマンは、

初めて受けた写真の授業で単位を落としている。

 

往年の大女優、ジェラルディン・ペイジも、

”君には才能がないからやめなさい”と諭された経験がある。

 

 

あなたはどちらが当てはまるでしょう?

 

例:

あなたはいつものように朝に出勤する。

しかし、朝からなんだか気分が悪い。

机の角に足をぶつけ、とても痛い。

 

いつもの時間通りに車で出勤するが、

今日はなぜか渋滞がひどく、少し遅刻してしまう。

あらかじめ会社に、”遅刻する” と、連絡したが、上司にひどく怒られる。

そのせいか、いつもは他の人がやる仕事を押し付けられる。

 

前に提出した書類に不備があると言われ、今日は残業を命じられる。

今日は前から予定していた彼女とのデートの日である。

 

なんとか残業を終え、車に戻ると、タイヤがパンクしている。

彼女に電話をかけ、こうこうこういう理由で…と説明するが、

彼女は怒って、電話を切られてしまう。

 

 

 

こういったような場面で、あなたはどう考えるだろうか?

 

 

硬直マインドセットの人は決まってこう答える。

 

”拒絶されている感じがする”

”自分はダメ人間”

”負け犬”

”価値のない人間”

”なんてみじめな人間なんだ”

”みんなから嫌われている”

”世間のみんなが私をいじめる”

”そもそもあいつは私をつぶそうとしている”

”全部あいつのせいだ”

”どんなに努力してもムダ”

”暗い人生、いいことなんてなにもない”

 

そして、こういう日があった時、

 

何もしない。

やけ酒を飲む。

やけ食いする。

他人に八つ当たりする。

甘いものを食べまくる。

部屋にこもる。

音楽にふける。

他人にケンカをふっかける。

めそめそ泣く。

ものを壊す。

 

という行動に出る。

 

硬直マインドセットの人はこの程度の事で、

自分はダメとか、あいつは嫌いとか、と

決めつけた(Fixedな)意見を持つ。

 

 

 

では、しなやかマインドセットの人はどう考えるだろう?

 

”もっと、普段からの注意力を上げなくては。だから机に足をぶつけたんだろう。”

 

”今日みたいな日でも、渋滞することがある。注意しよう。

もしくは、前もって情報を手に入れておくようにしよう。”

 

”書類に不備があったのも、普段の集中力が足りないからだ。

どうしたら集中力を一定に高く、保つことができるだろう?”

 

”車のチェックを怠っていた。か、足りなかった。

もっと細心の注意を普段からしよう。”

 

”彼女への説明の仕方も間違っていた。もっとうまく説明できたはずだ。

どうすれば彼女に対して、誠実に対応できただろうか?”

 

 

ーとりあえず、車のパンク修理をして、もう一度彼女に電話して謝ろう。

 こんな事態になったのも、自分の不注意さが原因だろう。

 注意力を上げるにはどんなやり方があるだろうか?

 

 昨日、酒を飲みすぎたのが原因かもしれない。これからは回数を減らそう。

 そうしたら効率のいい仕事ができるだろうか?

 もっと普段から、集中力を高め、合理性を追求し、勉強と努力をする必要があるー

 

 

誰でも、嫌なことがあれば落ち込む。

それはこのマインドセットとは関係ありません。

 

嫌なこと、他人から邪見に扱われることがあれば、誰だってガックリするし、

機嫌が悪くなる。

 

しかし、しなやかマインドセットの人は

そんな時でも自分をダメと決めつけず、さじを投げたりしない。

 

苦境に追い込まれても、失敗を恐れず、こつこつと努力を積み重ねていく。

 

 

長くなりましたので、

 

次回も詳しくこのマインドセットについて掘り下げていこうと思います。