J_Uの日記

芸術とその価値観などについてです。

マインドセットのあなたの私生活に及ぶ影響

前回からの マインドセットについて の続きです。

気になる方はこちらからどうぞ。

たった今、この瞬間から!あなたの人生を大きく変えるマインドセット - J_Uの日記

 

 

今回は普段の生活でどんな影響を及ぼしているかに着目します。

 

 

学校生活(中学時代)

 

思春期の10代、

 

こんな経験はありませんか?

 

”ぼくはバカだから”

”私は数学が苦手だから”

”数学の教師はデブで嫌な奴”

”英語の教師はカッコつけてる”

”先生の教え方が下手で、おもしろくない 興味が沸かない”

 

など、自分の能力をなじる

 

もしくは、責任を転嫁する。

 

 

これらの要素は 硬直マインドの方の特徴 です。

 

このような言い訳をしても、成績が上がるわけでもありません。

解けない問題を解けるようになるわけでもないし、

英語を話せるようになるわけでも、

発明をできるようになるわけでもありません。

 

 

しなやかマインドの人は、同じ不安に悩まされています。

 

それでも、全力で課題と向き合い、

逃げずに勉学に励んでいるそうです。

 

 

高校から大学へ

 

大学にもなると、本当に勉強したい人がいるようになるので、

 

どちらのマインドセットの人も、勉学をする という行為は差異はない。

 

が、その取り組みかたに違いがみられる。

 

硬直マインドの人の特徴は、 丸暗記 だった。

 

片っ端から掃除機のように暗記するまで繰り返す。

 

これで点数を取れなければ、自分はそれは苦手だ と烙印を押す。

 

 

 

しなやかマインドの人は、意欲をかきたてる工夫をしていた。

 

全体のテーマ、基本原則をつかみ、

ミスしやすいところは、反復しマスターする。

 

良い点を取ることではなく、理解する ということに重点を置く。

 

じつは、これが良い点をとる秘訣である。

 

 

子どもへの対応

 

思春期の子供たち、数百人を対象にした実験。

 

2つのグループにわけ、かなり難しい問題を解かせる。

 

終わった後で、誉め言葉をかける。

 

一方には、”よくできたね、頭がいいんだね。” と言う。

 

もう一方には、”よくできたね、頑張ったんだね。”と言う。

 

結果は以下です。

”よくできたね、頭がいいんだね。”の方

・新しい問題にチャレンジしなくなる。

・ボロを出して自分の能力を疑われるのを恐れ、いっさいやらなくなった。

・難問の後、アンケートで、”面白くない”と答える。

・難問の後、成績がガクンと落ちる。 易しい問題の後も回復しなかった。

 

 

”よくできたね、頑張ったんだね。”の方

・9割が新しい問題にチャレンジする。

・難問の後のアンケートには、全員が ”楽しい” と答えた。

・成績がどんどんあがり、難しい問題のあと、

 易しい問題には、すらすら解けるようにスキルが磨かれた。

 

さらに驚くべき事実…!!

 

実験者は、この実験の子供たち全員に、

”これから他の学校へ行きます。

その他の学校の子たちにどんな問題が出たかを教えてあげてください。”

 

と言って、紙を貼ります。

 

その紙には、じぶんの得点を書く欄があった。

 

”よくできたね、頭がいいんだね。”の方は、

4割近くが、得点を高めに偽っていた。

 

硬直マインドの人には、間違えること=恥ずかしいこと なのです。

 

これはショックな事実です。

このような単純な言葉ひとつで、こどもたちの

チャレンジ精神、

成績、

人格、

成功への道

を閉ざすような危険を含んでいることが明らかになりました。

 

このほか、スポーツ、芸術、ビジネスの世界でも同じような研究結果が出ています。

 

次回また深く掘り下げていきます。

 

 

 

マインドセットについての質疑応答

前回からのマインドセットについての続編です。

気になる方はこちらからどうぞ。

 

たった今、この瞬間から!あなたの人生を大きく変えるマインドセット - J_Uの日記

 

続編、マインドセットを変えるには? - J_Uの日記

 

マインドセットが科学的現実である理由 - J_Uの日記

 

マインドセットからわかる人の特徴とその行く末… - J_Uの日記

 

 

今回はここまでの話の疑問に思われたことに、

研究者のキャロル S ドゥエッグ先生が答えてくれています。

 

それらを紹介します。

 

 

 

Q. 人間の資質は変えようがないと信じている人は、
  自分の賢さや才能を一度証明できたら、もうそれでいいのでは?
  なぜ、ずっと証明し続けなくてはならないのか。
  
  勇敢であることを証明した王子さまは、お姫さまと末永く幸せに暮らしました。
  毎日ドラゴンをやっつけに行かねばならなかったわけではありません。
  
  自分の有能さを証明できた硬直マインドセットの人が、
  生涯安らかに暮らせないのはなぜか?
 
 
A. それは、日々新たな、より強いドラゴンが現れるから。
  昨日証明した能力では、今日の相手には太刀打ちできないかもしれない。
  
  代数は解けても、微積分は解けなかったり、
  
  マイナーリーグではピッチャーが務まっても、メジャーではダメだったり、
 
  校内新聞にはそこそこの記事が書けても、
  ”ニューヨーク・タイムズ”では無理だったり。
 
 
 
 
 
Q. マインドセットは 人となり の一部で、変えようがないのでしょうか?
  それとも、自分の意志で変えることができるのでしょうか?
 
 
A. マインドセットは性格の重要な一部分だが、自分の意志で変えることもできる。
  2つの違いがわかれば、今までとは違った考え方、反応ができるようになる。
  
  重要なのは、硬直マインドの人でも、いつもそうだとは限らないということ。
 
 
 
 
 
Q. 両方のマインドセットが半々という人はいるのですか?
 
 
A. ほとんどの人が両方を併せ持っている。
  2つに分けて話すのはわかりやすくするため。
  
  同じ人でも、場面、分野ごとに異なるものを持つ場合もある。
 
  例えば、芸術的才能には硬直、知能についてはしなやか。
  性格はこちこち、創造力はしなやか など。
 
* 実際、キャロル先生たちの研究では、

  能力は伸ばせると信じている分野の能力は、実際に伸びていくことが、

  証明されています。

 

 

 

Q. 努力の大切さは分かったが、失敗するのは本人のせい、

  努力が足りないせいだから?

 

 

A. そんなことはない。努力が全てを解決するわけではない。

  生まれたときから恵まれた環境や、十分な教育を受けられる人、

  有力者の援助を受けられる人などがいる。

 

  最善を尽くしても、報われない人もいる。

 

  努力すれば、なんでもうまくいくというのは大間違い。

 

 

 

 

Q. 出世街道まっしぐらの、マインドセットこちこちで、自分はできる人間をアピール

  する人を大勢知っている。が、

  仕事には熱心で、チャレンジ精神旺盛です。

 

  硬直マインドが、努力を嫌うという話と矛盾してませんか?

 

 

A. 硬直の大体が、労せずして成功を望む。

  しかし、その通り、ノーベル賞に人生をかける人や、

  世界一の大富豪を目指している人などはそうかもしれない。

 

  この種の人は、懸命に努力することも、能力の一部だとは思っている。

  しかし、他の硬直マインドの特徴は全て持っている。

 

  才能を他人にひけらかす。

  自分は才能があるので、他人よりもエライと思っている。

  ミス、失敗、批判をひどく嫌う。など。

 

  しなやかマインドの人もノーベル賞や富が嫌いなわけではない。

  けれど、それを手に入れて、自分の価値を確認したり、

  優越を誇示したりしようとは思わない。

 

 

 

 

Q. 硬直マインドに不満を感じていない場合は?

  変える必要があるの?

 

A. 満足しているなら、どうぞそのままで。

  無理やり、変えたくもないのに、自分を変える必要はまったくない。

  重要なのは、自分の意志で選び取ることができる ということ。

 

 

 

 

Q. 硬直マインドの人って、単に自信がないだけなんじゃ?

 

 

A. No. 自信の量に関して、どちらも違いはない。

  量は同じだが、強さ、弱さなどの質は違う。

 

  硬直マインドの人の自信はとてももろい。

 

・ コンピューターの短期訓練コースを受講する従業員を対象にある実験を行った。

  半数には ”上達するかどうかは生まれつきの能力による” と告げる。

 

  もう半数には、”練習しだいで、どんどん上達する” と言う。

 

  その後、自信の程度を調べたところ、しなやかマインドは、学習すればするほど、

  技能に自信をつけていった。どんなミスをしても自信は損なわれない。

 

  一方、硬直マインドは、失敗するにつれて、気に病み、

  だんだん落ち込み、自信が崩れ去っていく。

 

 

  注目すべきな点は、

  マインドセットがしなやかならば、必ずしも自信など必要としない

  ということが、研究で明らかになった。

 

  これはしなやかマインドの最も素晴らしい特徴の1つ。

 

  つまり、得意だとは思っていないことにでも、

  果敢に飛び込んでいってやり抜いてしまえる。

  得意ではないからこそ、あえて、挑戦しようとする。

 

  自信がなくても、しり込みせず、楽にトライできるという点。

 

 

以上が質疑応答の一覧です。

 

ここまで書いていて、あるマンガを思い出しました。

 

HUNTERxHUNTERのキルア。

知っている人はピンとくるかもしれませんが、

 

彼は生まれたときから家族から、殺し屋としての英才教育をされています。

 

しかし、

 

物語の途中、彼は自分の頭の中に刺さっていた、

 

彼の兄からの洗脳の針 を取り除きます。

 

 

今まで、

 

・自分よりも強い相手には挑まないこと、

・勝ち目のない敵からはすぐ逃げること、

・勝算がないことに挑戦するのは、愚かな行為だ、

 

などを教え込まれていましたが、その針を抜いたときからその洗脳を脱出します。

 

 

マンガの世界、映画、小説など、非現実的世界のものは、

 

現実世界からヒントを得て作品化、具現化されています。

 

 

作者がこれを知っているか、

 

マインドセットのことを指しているわけではないと思いますが、

 

マインドセットを変えるということは

 

キルアのような場面を想像してもらえばわかりやすいと思います。

 

もちろん、マンガのように一瞬でバッと変わるわけではありませんが。

  

  

マインドセットからわかる人の特徴とその行く末…

前回からのマインドセットについての続編です。

 

気になる方はこちらからどうぞ。

たった今、この瞬間から!あなたの人生を大きく変えるマインドセット - J_Uの日記

 

続編、マインドセットを変えるには? - J_Uの日記

 

マインドセットが科学的現実である理由 - J_Uの日記

 

 

さて、このマインドセット

実際の人物で、それぞれ2つの信念で、生き方にどんな違いがあるか?

その人生において、どのような、結果をもたらすのかを見ていきましょう。

 

みなさん、よく出てくる会話のパターンでこんなのがあると思います。

 

好きなタイプは?

もしくは、人生におけるパートナーの条件とは?

 

若い人たちに尋ねたところ、こういう答えが返ってきました。

 

硬直マインドセットの人

・自分をあがめてくれる人。

・自分は完璧だと感じさせてくれる人。

・自分を尊敬してくれる人。

 

しなやかマインドセットの人

・こちらの欠点をよくわかっていて、その克服に取り組む手助けをしてくれる人。

・もっと優れた人になろうとする意欲をかきたててくれる人。

・新しいことを学ぶように励ましてくれる人。

 

 

ご結婚されている方で、下のような例が思い当たるでしょうか?

 

二人の生活が始まってから、片方が、

”もう少し、努力してみようよ”とか、

”決める前に相談してほしいな”など言うと、片方はがっくり落ち込む。

もしくは、怒る。機嫌が悪くなり、そこから衝突が始まる。

 

CEO病

 

周囲からあがめられて、完璧な人間と思われたがる。

CEOとは最高責任者のことで、CEO病と呼ばれるものがあります。

 

クライスラー社のトップとして成功した リー・アイアコッカ

1980年代に彼が成功したとたん、硬直マインドの4歳児に成り下がった。

 

目先を少し変えただけの同じ型の車ばかり作り続けたのである。

そんな車はもうだれも買いたがらなかった。

 

その間、日本の自動車メーカー各社は

外観デザイン、走行性能の徹底的な見直しをはかっていた。

 

あっという間に、日本車に市場を席巻されてしまう。

 

 

しなやかマインドセットのCEO

 

IBM社を窮地から救うために呼び寄せられた

ルー・ガースナーは、しなやかマインドセットの持ち主だった。

 

IBMの企業文化や方針を徹底的に改めるという、とてつもない課題に着手したとたんに、株価が低迷。

 

彼はウォール街の冷笑を浴び、さんざん失敗者呼ばわりされた。

 

しかし、それから数年後、IBMはふたたび業界トップに返り咲いた。

 

 

スポーツ界の硬直マインドセット

 

成長よりも、成功することを選ぶのは、

自分は特別だということ、人よりも優れているということを証明したい。

 

テニスのジョン・マッケンローは硬直マインドセットの持ち主だった。

才能が全てだと思っており、学ぶことが嫌いだった。

 

逆境を糧にして奮起するのではなく、

上手くいかなくなるとすぐに酒に逃げ込んだ。

とはいえ、並外れた素質の持ち主だったので、

4年間、テニス界の世界ナンバーワンの座にとどまり続けた。

 

試合中、手の汗を吸収するためにおがくずを使っていた。

それが気に入らなかったとき、彼はそれが入っている缶をラケットでひっくり返した。

 

エージェントのゲーリーが驚いて駆け寄ってきた。

 

”注文したのは君だろ!”

”おがくずが細かすぎる!ちゃんとしたのを持ってこい!”と怒鳴りつけた。

 

ゲーリーは飛び出して、20分後に新しい缶を持って戻ってきた。

ポケットからは20ドル(約2000円)が減っていた。

 

また、接待してくれた品位ある日本人女性に難癖をつけたこともある。

 

すべて自分を中心にまわっている。

 

成功している人間は人よりも優れている。だから、人をこき使おうが、

ひれ伏させてもかまわない。

 

これが硬直マインドセットの世界。

 

 

スポーツ界のしなやかマインドセット

 

マイケル・ジョーダン

 

ご存知の超一流選手。

彼がバスケットボールに復帰するという噂が起きたとき、彼はこう言った。

 

”試合に復帰するくらいでこんなに騒がれるなんて…。

カルトの教祖かなにかみたいに持ち上げられて恥ずかしくてたまらない。

 ごく、普通の人間なのに。”

 

ジョーダンは自分が努力によって能力を伸ばしてきた人間であることを知っていた。

 

苦労を重ねて成長をとげてきた人であり、生まれながらに秀でた人間ではなかった。

 

 

 

硬直マインドセットの人は失敗を何かのせいにする。

 

しなやかマインドセットの人は失敗を教訓にし、そこから学び取る

 

 

潜在能力

 

私たちが持つ潜在能力や可能性、それから将来どうなるかということまで、

テストでわかるだろうか?

 

 

硬直マインドセットの人はYesと答えるだろう。

潜在的な可能性も、今の時点でわかると思っている人は少なくない。

 

しかし、今の時代、

大きなことを成し遂げた人の多くは、その道の専門家からまったく見込みがない

と思われていた人々である。

 

ジャクソン・ポロック、マルセル・プリースト、エルヴィス・プレスリー

レイ・チャールズチャールズ・ダーウィン

 

みな、潜在能力など皆無に等しいと思われていた。

 

 

しなやかマインドセットの人は潜在能力が開花するには時間がかかることを知っている。

 

 

長くなってきたので、

次回もさらにこの2つの違いについて深く語っていきたいと思います。

マインドセットが科学的現実である理由

マインドセットの続編です。

 

気になる方は下のリンクからどうぞ。

たった今、この瞬間から!あなたの人生を大きく変えるマインドセット - J_Uの日記

 

 

コロンビア大学の脳波実験室で、研究が行われました。

 

難しい問題を答えさせ、それが正解か否かを知らせて、

 

どのようなときに興味や注意が喚起されたことを示す脳波が現れるかを調べたというものです。

 

 

硬直マインドセットの人たちの関心が集まるのは、

 

”あなたは正解です” と言われたときだった。

 

答えが正解か否かを告げられる瞬間に最大の注意が払われることが、

 

脳波から明らかになった。

 

一方、学習に役立つ情報が提示されても興味を示す気配はみられなかった。

 

答えが間違っていたときでさえ、正しい答えを知ることに興味を示さなかったのです。

 

 

知識を広げてくれる情報にしっかりと注意を向け、学習に重きをおいているのは、

 

しなやかなマインドセットの人たちだけだったのです。

 

 

ここからわかるように、目ではっきりと見える状態で、

 

人のマインドセットが現実に存在し、その人の思想、行動、信念などを形成している

 

ということが証明されました。

 

今後も、このマインドセットについて詳しく解説していきます。

続編、マインドセットを変えるには?

前回のマインドセットについての続きです。

 

最初から知りたい方は下のリンクからどうぞ。

たった今、この瞬間から!あなたの人生を大きく変えるマインドセット - J_Uの日記

 

 

さて、このマインドセット

どうしたら変えることができるのか

というのが一番知りたいところ。

 

はっきり言ってこのマインドセットとは日本語でいうところ、 信念 です。

 

物体ではないので、とても抽象的で、つかみづらく、変わったかどうかも自分で

判断するのも難しいと思います。

 

が、一番わかりやすく、コツをつかみやすいのは、まず冷静な自己判断からです。

 

そして、次は他人を見てみましょう。

知人、身近な人で硬直した人はいませんか?

 

自分がいつも優れていることを示そうとやっきになっている人。

間違えたり、失敗することに、臆病になっていませんか?

この人って、どうしていつもこうなんだろう と不思議に思ったことは?

 

周りに、しなやかなマインドの人はいませんか?

 

その人はどのように、障害に立ち向かっているか?

全力を尽くして、どんなことをするのか?

あなたなら、自分を変え、力を伸ばすためにどんな方法を取るでしょう?

 

前の記事のそれぞれの特徴を当てはめ、

彼らがどんな行動をしているのかをお手本にするのも1つのやり方です。

 

 

では、次の場面を想像してください。

 

ーあなたは外国語を習おうとし、ある講座を受講し始めました。

 数回目のレッスンで、教室の前に呼ばれ、

 講師の先生から次々と質問をあびせられる。

 

 

・硬直マインドの人はこう考えます。

 

自分の能力が評価される。

みんなの視線が自分に集まるのを感じる。

値踏みする先生の顔が見える。

 

緊張が高まり、自尊心が危機にさらされ、動揺する。

失敗は許されない、間違えると恥ずかしい。

バカの烙印を押されると一生そのままだ。

 

 

・しなやかマインドの人はこう考えます。

 

自分は初心者。だからここに学びに来た。

そして、それを手助けしてくれるのが先生だ。

緊張がほぐれ、心が開いている。

なぜなら、

何をどう答えようが、学ぶ 自分を成長させる ということに変わりはないから。

 

 

いかがでしょう?

 

単にこの2つを想像しただけで、

あなたはどちらにも心が傾くのを感じたでしょうか?

 

そう、このマインドセットは自分で変えることがすぐできるのです。

たった今、この瞬間から!あなたの人生を大きく変えるマインドセット

前に記述した、Mind Set(マインドセット)について、詳しく語りたいと思います。

 

どちらを信じるか、どちらの考え方が自分に当てはまるかで、

 

その後の人生に大きな開きが生じます。

 

 

初めに強く言っておきたいことは、

 

これは日本人が好きな単なる精神論ではありません。

(気合で乗り切れー!みたいなものや、やる気がありゃいいみたいな単純な考え、

 日本のTV Showsみたいな感動を他人に押し付けるようなものなど。)

 

ましてや、カルト的、怪しい宗教的なものでもありません。

 

もちろん、霊的なものや、論文で証明されていない占いのようなものでもありません。

 

20年にわたる調査で科学的に証明された事実です。

スタンフォード大学、心理学者 キャロル S ドゥエッグ著 MIND SET 参考

 

それを踏まえたうえで、お読みください。

 

 

まず、Mind Setには2つ種類があります。

・硬直マインドセット Fixed Mindset

 

自分の能力は固定的(Fixed)で変わらないと信じている人。

こういう人は、自分の能力を証明せずにはいられない。

 

人間的資質も、徳性も一定で変化しないと思っているため、人間として、自分はまとも

だということを周りに示したい。

 

このような基本的な特性に欠陥があるとは、自分で思いたくないし、他人にも思わせたくない。

 

教室でも、職場でも、人付き合いの場でも、自分の有能さを示すことに心を奪われ、

 

しくじらずにいられるだろうか?

賢そうに見えるだろうか?

バカだと思われやしないか?

認めてもらえるだろうか?

突っぱねられないか?

勝ち組でいられるか?

負け犬になりはしないか?

 

 

と、いつもびくびくしている。

 

 

 

これとは全く違う心の持ち主がいます。2つ目。

・しなやかマインドセット Growth Mindset

 

人間の基本的資質は努力しだいで伸ばす、成長(Growth)できるという信念。

 

持って生まれた才能、適性、興味、気質は1人ひとり違うが、努力と経験を重ねることで、誰でもみな、大きく伸びていけるという信念。

 

 

ダーウィントルストイも、幼少期には周囲からは凡庸な子と思われていた。

 

歴史に名だたるゴルファー、ベン・ホーガンも、子供の頃は運動神経が鈍いと言われていた。

 

20世紀を代表する写真家、シンディ・シャーマンは、

初めて受けた写真の授業で単位を落としている。

 

往年の大女優、ジェラルディン・ペイジも、

”君には才能がないからやめなさい”と諭された経験がある。

 

 

あなたはどちらが当てはまるでしょう?

 

例:

あなたはいつものように朝に出勤する。

しかし、朝からなんだか気分が悪い。

机の角に足をぶつけ、とても痛い。

 

いつもの時間通りに車で出勤するが、

今日はなぜか渋滞がひどく、少し遅刻してしまう。

あらかじめ会社に、”遅刻する” と、連絡したが、上司にひどく怒られる。

そのせいか、いつもは他の人がやる仕事を押し付けられる。

 

前に提出した書類に不備があると言われ、今日は残業を命じられる。

今日は前から予定していた彼女とのデートの日である。

 

なんとか残業を終え、車に戻ると、タイヤがパンクしている。

彼女に電話をかけ、こうこうこういう理由で…と説明するが、

彼女は怒って、電話を切られてしまう。

 

 

 

こういったような場面で、あなたはどう考えるだろうか?

 

 

硬直マインドセットの人は決まってこう答える。

 

”拒絶されている感じがする”

”自分はダメ人間”

”負け犬”

”価値のない人間”

”なんてみじめな人間なんだ”

”みんなから嫌われている”

”世間のみんなが私をいじめる”

”そもそもあいつは私をつぶそうとしている”

”全部あいつのせいだ”

”どんなに努力してもムダ”

”暗い人生、いいことなんてなにもない”

 

そして、こういう日があった時、

 

何もしない。

やけ酒を飲む。

やけ食いする。

他人に八つ当たりする。

甘いものを食べまくる。

部屋にこもる。

音楽にふける。

他人にケンカをふっかける。

めそめそ泣く。

ものを壊す。

 

という行動に出る。

 

硬直マインドセットの人はこの程度の事で、

自分はダメとか、あいつは嫌いとか、と

決めつけた(Fixedな)意見を持つ。

 

 

 

では、しなやかマインドセットの人はどう考えるだろう?

 

”もっと、普段からの注意力を上げなくては。だから机に足をぶつけたんだろう。”

 

”今日みたいな日でも、渋滞することがある。注意しよう。

もしくは、前もって情報を手に入れておくようにしよう。”

 

”書類に不備があったのも、普段の集中力が足りないからだ。

どうしたら集中力を一定に高く、保つことができるだろう?”

 

”車のチェックを怠っていた。か、足りなかった。

もっと細心の注意を普段からしよう。”

 

”彼女への説明の仕方も間違っていた。もっとうまく説明できたはずだ。

どうすれば彼女に対して、誠実に対応できただろうか?”

 

 

ーとりあえず、車のパンク修理をして、もう一度彼女に電話して謝ろう。

 こんな事態になったのも、自分の不注意さが原因だろう。

 注意力を上げるにはどんなやり方があるだろうか?

 

 昨日、酒を飲みすぎたのが原因かもしれない。これからは回数を減らそう。

 そうしたら効率のいい仕事ができるだろうか?

 もっと普段から、集中力を高め、合理性を追求し、勉強と努力をする必要があるー

 

 

誰でも、嫌なことがあれば落ち込む。

それはこのマインドセットとは関係ありません。

 

嫌なこと、他人から邪見に扱われることがあれば、誰だってガックリするし、

機嫌が悪くなる。

 

しかし、しなやかマインドセットの人は

そんな時でも自分をダメと決めつけず、さじを投げたりしない。

 

苦境に追い込まれても、失敗を恐れず、こつこつと努力を積み重ねていく。

 

 

長くなりましたので、

 

次回も詳しくこのマインドセットについて掘り下げていこうと思います。

隠れ精神病への対処法!!

生まれつきの障害者の方、もしくは後天的に病院で診断された方は、

 

その対処法、予防法など専門医からアドバイスをうけたり、治療を受けたりできます。

 

 

が、もっともやばい、厄介なものは、

 

医者さえ判断できない、自己判断すらできていない、

 

精神的な病です。

 

よく日本で言われているのが うつ病

 

一言でうつ病と医者で診断されても、その治療法が定まっていないため、

 

医者も本人も何が原因で、どう治療すればいいのかを示してくれません。

 

結果、気休めの薬を出されてお終いです。

 

 

日本ではこういった精神病に対しての認識が甘く、

 

深く広まっていないことが現実です。

 

周りも普通の人として扱い、本人も自覚なし。

 

しかし、どこか普通と違う、何か違和感がある。

 

という方がいらっしゃると思います。

 

 

例えば、

 

Aさんに仕事を1つ頼んだ。

すると、ちゃんと伝えたはずの事が伝わっていない。

 

質問に対する回答が見当違いの回答が返ってくる。など。

 

その後、Bさんに全く同じセリフで、同じように頼んだ。

Bさんはしっかりその仕事を受け持ってくれた。

 

回答もしっかり返ってくる。

 

こういったような事例は見受けられないでしょうか?

 

このような事例で、周りの人は、

 

あの人は頭が悪いとか、

仕事ができないとか、

とろい、真剣さがないとか、

いろいろ性格を否定したりすることがほとんどです。

 

が、このようなケース、実は病気の可能性があります。

 

 

 

まず、うつ病を促進させてしまう原因を挙げましょう。以下です。

 

・ジャンクフードをよく食べる。ジャンクとは以下です。

(週1日~)持続的に食べれば、週1でも危険です。

 

カップラーメン、油を使った料理、揚げ物など、

ファストフード店ハンバーガー、フレンチフライド、

コンビニ弁当、菓子パン、ドーナッツ、アイスクリーム

市販のカレー粉、インスタント食品全般、ソース、缶詰、ドレッシング、

ソーセージ、ハムなどの加工食品、

市販のパック詰めの漬物、キムチなど、

食品添加物(味の素、スープの素など)

 

*上記は数が多すぎて、代表的なものの一覧です。

 

 

・運動をしない。

よく言われる言い訳が、”仕事で体を動かす” ということ。

これでは意味がありません。

どんなに仕事で歩こうが、走ろうが、力を使おうが、

運動は運動で時間を作って下さい。

効果が全く違います。

 

・日光を浴びない。

2,3年こういったことが続くだけで、

ー意欲がわかない、アイデアがでない、

ー今まで面白かった物でも、面白いと思わなくなる、

ー熟睡感がない、

ーイライラする、集中力がない

 

と症状が出ることが研究で証明されています。

 

・PC, スマートフォン、 Video Gameをする時間が、よくある。

1日8時間以上これに携わっていると、精神的大ダメージをうけるという研究結果。

 

自覚症状が出るほどではなく、徐々に蝕んでいき、結果うつになります。

 

・座っている時間が1日の中で長い。

1日約8時間以上座っている人も、同様に、

ーやる気がなくなる、元気がない、

ー夜中に目が覚め、朝まで眠れない。などの症状。

 

・決まった時間に起きない。

今日は朝型の仕事、明日は夜型。など、不規則に行動時間の変動がある場合、

精神を壊す原因になります。

 

シフト制の仕事、俳優、病院の深夜勤務の交代制の人

など、このような事例が多々あります。

 

といったようなことが一例です。

 

これらの内1つでも当てはまることがあれば、

即、改善をおすすめします。

 

 

 

自分の人生を決めるのは、自分自身です。

 

そうなっているのは、人のせいや、誰かがそうしろと言われたわけではありません。

 

仮に、そうしろと言われて、断れなかったとしたら、

 

断れない自分を作り出したのも、やはり、自分の責任です。

 

会社を辞めるも続けるも自分。

 

結婚するも、離婚するも、こどもを生むのも、生まないのも、

 

全て自分が作り出した現実です。

 

今、目の前にある者は自分が作り出したものだと自覚することから始めましょう。

 

そして、それが本当に自分のやりたいことなのか、

 

今一度よく考えてみてから、どう改善すればいいのか行動することが大事です。

 

”時間がない”という言い訳をする人も同じです。

 

時間を作るのも自分です。

 

時間を失くしているのは自分です。他人や、子供、会社や、

何かのせいではありません。

 

なぜなら、1日24時間はみなさん同じなので。

 

 

改善方法は以上のことを逆にするだけです。

 

なるべく自然食品を使って、自炊し、

毎日運動をし、

日光を浴びる時間を作り、

PCなどは最低限に抑え、

立っている時間を増やし、

決まった時間に起きる。

 

どれか1つ実行するだけでも、変わります。

 

 

こういった症状は病院に行ってもうつ病と判断されるだけで、

 

根本的な改善策は教えてくれません。

 

もし、あなたに疑いがあれば、やってみる価値はあります。

 

疑いがなくても、これらは自分の能力を最大限に活かすことができる方法なので、

 

おすすめします。