脳の活動
J.Uです。
さて、僕は今作曲活動を主にしていますが、元々はドラマーで、
「バンドを組んで、それで活動していくんだ!」
とはりきっておりました。
アメリカに渡ったのもそれが理由で、最初はバンドで活動していました。
僕の型にハマっている音楽も様々で、ドラムを始めた当初はRock, Hard Rock, Heavy Metalをガンガンしていました。
ドラム講師につき、そこからJazz,Funk,Blues,Rythm&Blues,Pop,Bossa Nova, etc...
あらゆるものを学びました。
そしてアメリカで師につき、それまでそれほど意識していなかった
Classic Musicを聴き、
Jazzとは何か?
音楽を”ジャンル” で区別すること自体、
Non Sense である。
という考え方に落ち着きました。
結局、Jazzとは全てで、なんでもやるんです。
そう、なんでもやればいーんです。
さて、脳には右脳、左脳というのがあり、利き腕のように、”利き脳”というのがあるということをご存知でしょうか?
簡単に言うと、
左脳は言語分野、論理的。
右脳は創造性、ひらめき。などです。
これのどちらをよく使っているか?ということです。
この分野については様々な説があります。
「こんなのはうそだ!」
という完全否定の説もあります。
でも僕は利き脳はあると信じています。
まず、”脳”という部位についてみなさん、深刻に考えたことはあるでしょうか?
体のあらゆる器官の中で僕はこれが一番大事だと思っています。
なぜならこれを壊すと、取り返しがつかないからです。
第一に、僕はお酒を断ちました。
正しくは、3,4年に一度飲むか飲まないか、です。
別に断固として飲まない!というわけではありません。
お酒、アルコールには脳機能を収縮させる作用があります。
最近の論文では、少量、微量なら問題ないと言われていましたが、
これを覆すものもあります。
前頭前野、海馬と呼ばれる脳の部位が収縮します。
こうなると、コントロールが効きません。
・妙に怒りっぽい、イライラする。
・我慢ができない。
・物忘れがひどい。
・気持ちをポジティブに保てない。すぐに沈む。など。
オックスフォード大学とロンドン大学の研究チームは、
「たとえ”適量”と呼ばれる量でも、この”海馬”に及ぼす影響は変わらない。」
としています。
脳への影響です。
体ではありません。それはまた別の話です。
冷静に考えてみてください。
こんな例がよくあります。
・「昨日飲みすぎちゃって、飲み会の後半、記憶あんまないんだよね~。アハハハ。」
・「二日酔いで気持ち悪い…。」
・「あの人飲んだら性格変わるよね。」
など。
ちなみに、飲んだら性格が変わるのではなく、本性が出ていて、
普段はそれを制御しているだけなのだと思うのですが、
とにかくこれらは真剣に危ないです。
今、タバコばかり過剰に規制されていますが、僕はお酒のほうがヤバいと思っています。
例えば目の前に,
友達、親しくしていた人が急に記憶障害になって現れた。
みなさん、どんな反応するでしょうか?
お酒によって、例えそれが一時的といえども、その現象が起こっているのです。
なぜ笑っていられるのでしょう?
完全に”脳”へのダメージです。
そこをもう少し考えれば全然違う人生になると断言できます。
なぜなら僕がそうだったからです。
実は20代のころ、浴びるほど飲んでいました。毎日です。
そして致命的に、脳という器官は、ほかの体の器官とは違い、元には戻りません。
一度萎縮すると、止めることはできても、元通りにはならないのです。
アメリカでは”DUI”(Driving Under the Influence)と言って、飲酒運転の刑罰は、
一家破産の危機に陥ります。
州によって法律は違いますが、僕がいたCalifornia州では
・お酒はStreetで飲んではいけない。
・購入して、車を運転する場合、必ずトランクに入れなければいけません。
という法律がありました。
飲酒で、人身事故なんてPrison行きです。
さらに購入時の身分証明書の提示はほぼ100%の確率でしなければいけません。
日本だと逆で、義務付けていると言っておきながら、
90%で見逃されるのではないのでしょうか?
(これが日本人は口だけといわれる原因の1つです。)
これでは未成年の飲酒も喫煙も減らないでしょう。
なぜアルコールに関して規制がタバコよりあまいのか?
は経済的な推論が予測されるでしょう。
以上の心身に及ぼす影響はもちろん,アルコールだけが原因ではありませんが、
それは数ある原因の大半を占めていることは想像できるでしょう。
何をするにも”脳”はとても大切なものです。
みなさんも一度考えてみてはいかがでしょうか?
それではー。