J_Uの日記

芸術とその価値観などについてです。

やらない後悔よりも、やって失敗

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J.Uです。

 

僕がアメリカにいたころに、たくさんのミュージシャン、ダンサー、アクターにお会いしました。

やはりLAはそういったパフォーマーがよく集まります。

 

 

さて、これも日本人によくあてはまるのですが、

 

 

何を目的としているのか?

 

 

 

ということです。

 

 

あるダンサーは、知らない人の前でパフォーマンスするその日、

 

「今日はレッスンがあるから…。」

 

と言って、しませんでした。

 

またあるシンガーは

 

「今日はあの有名なーーーに教えていた人のレッスンだから、絶対行かなきゃ。」

 

…。

 

気持ちはわかります。

 

が、

 

 

あなたはレッスンを受けるためにレッスンをしているのでしょうか?

 

それとも人のためにしているのでしょうか?

 

そのレッスンは知らない人の前でやるために日々受けているのではないのですか?

 

何のためのレッスンなのでしょうか?

 

 

 

日本教育はテストでいい点をとるための教育です。

 

外国人に聞いたアンケートでこうあったのが印象的です。

 

 

 

「日本の小学校までは大変すばらしい!海外にも取り入れたいくらいだ!

 

だが、日本の中学、高校、大学は絶対行かせたくない!!

 

 

 

アメリカの大学は入学は誰でもほぼできます。

 

しかし、卒業するためには必死で勉強しなければできません。

 

日本の大学は、入るために今後絶対使わないような、一時的な暗記問題を必死にやって、在学中はダラダラ遊んでいても卒業できます。

 

海外の人はそれが嫌なのでしょう。

 

嫌というより、ムダなのでしょう。

 

なんのためにやっているのか、目的がはっきりしていないからです。

 

 

そんな日本教育は、海外に行った日本人にも多大な影響を与えています。

 

ダンサーがそんな風になってしまったのもそれが原因の1つでしょう。

 

一概には言えませんが。

 

 

英語を話しているときもそうです。

 

 

これは実際アメリカ人が言っています。

 

「日本人は誰と話しているのか、わからない。

 

いちいち自分の発音が合っているか人の顔をちらちら見てくるし。

 

正直マジ!疲れる!!うざい!!」

 

 

その人と会話をするのではなく、

 

自分の発音が周りの人にどう聴こえているか?

 

自分がどう見えているか?

 

人の目ばかり気にするのです。

 

だから結局、相手とコミュニケーションをするということは

 

最初から目的ではないのです。

 

 

”英語を話している自分が周りにどう映るか?”

 

が目的なのです。

 

もちろんそんな人ばかりではありませんが、

 

比率の問題。

 

そんな人が以上に多い。

 

 

僕もそこを指摘されてから、変わりました。

 

そして、楽になりました。

 

周りの目ばかり気にしていたあの頃の僕は

 

なんてバカで、ムダな時間を過ごしていたのだろうと。

 

 

知らない人の前でパフォーマンスしない彼、彼女らも同じです。

 

まずは、

 

・自分に自信がない。

 

・人にバカにされたくない。

 

・もっとうまくなってから。

 

とかを考え、失敗を恐れています。

 

 

日本人とアメリカ人の決定的な違いはここにあります。

 

まず、やることから始めます。

 

失敗したらその次。

 

上手くなるのは、長い間やっていれば自然とうまくなります。

 

僕のドラム講師は、

 

あるアメリカの有名音楽大学出身でした。

 

やはり通じることを言っていました。

 

 

 

アメリカ人はものすごい下手くそなやつでも、

 

自信満々に前に出てくる。

 

でも結局、卒業する頃にはそういう奴が優秀なやつになる

 

んだよね。」

 

 

 

そして、ある論文にはこう書かれています。

 

 

 

「新しいものを生み出してきた偉人達は

 

”やって失敗することの恐れ”よりも、

 

”やらないことの後悔”のほうが

 

とても大きなダメージを受けること、

 

損をすること

 

を知っている。」

 

 

 

 

 

前に言ったとおり、時間には限りがあります。

 

その時間内に何ができるのか?

 

目的を見つめなおし、はっきりさせれば、

 

自分の中で ”今なにをすべきか”

 

自ずとわかるでしょう。

 

 

それではまたお会いしましょう。